日本は紛れもなく“化粧品大国”。欧米の大手化粧品ブランドが競うように“日本向け製品”を開発するほど、巨大かつ重要なマーケットを持っています。ましてや国内にある化粧品メーカーの数は数千社とも言われ、日本ほど「国産化粧品」を多く持つ国も他にありません。

そんな市場を牽引してきたブランド、群を抜く研究開発力を持つメーカー、自らマーケットを拡大してきた流通まで、「日本のビューティ」を世界に誇れるものにしてきた JAXURYの主役たちをここにレポートし、その功績を讃えます。

そもそも『JAXURY』とは?
FRaUが発信する、世界に誇れる日本の美しさ「JAXURY」を徹底解説!
>記事はこちら!

ラグジュアリーを目指していないこの2ブランドが、なぜJAXURYなのか?

花王とファンケル……そもそもラグジュアリーを目指しているブランドではない。オーセンティックラグジュアリーという位置づけにおいて、この2ブランドを取り上げることには、誰もが違和感を持つのだろう。
ではなぜ? 日本のラグジュアリーには、欧米のそれとは決定的に異なる揺るがない要素として、真摯、誠実、そして忍耐といった、静かな情熱が不可欠だからなのだ。
逆の言い方をすれば、海外が日本を評価する時、その筆頭にあげるのが、礼儀正しさや生真面目さであり、まさに誠心誠意のものづくりである。そこに、欧米的なラグジュアリーの“贅を尽くした高級感”よりも、尊い価値を見いだす人が、世界的に少なくないということ。だから日本人はそうした精神性にこそ誇りを持ち、自らも評価するべきなのだと思う。
そういう意味でビューティの世界における二大巨頭と言えるのが、花王とファンケルではないかと思うのだ。

花王は言うまでもなくトイレタリーの最大手だが、コスメ界でも実力派としてのポジションを確立している。コスメ作りにもその生真面目さは形として表れていて、「確実な効果データが得られなければ決して商品化しない」という姿勢を貫いていることで有名。
どの化粧品もそうではないの? と言うかもしれない。しかし、「理論上効くはず」ということで商品化するメーカーも少なくないのが現実。そんな中でも、あくまで納得できる結果が出なければ、商品化を見送るような生真面目さを見せてきて、その結果トレンドから後れることもいとわない。ただ私たち使い手にとっては、正直トレンドなどより、そうした妥協のないものづくりこそありがたいわけで、やはり花王は“天下の花王”なのである。