2017年4月15日撮影

北朝鮮が「ド派手な軍事パレード」で新型ICBMをお披露目する理由

朝鮮労働党創建75周年の今年はどうか

今年の軍事パレードはどうなるか

足を高く振り上げた兵士たちが一糸乱れぬ行進をし、弾道ミサイルなどの最新兵器が次々と登場する……。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が、金日成(キム・イルソン)広場で実施する軍事パレードは、軍事オタクでなくとも思わず見入ってしまう。

ICBM「火星12」(2017年4月15日撮影)

「朝鮮労働党創建75周年」にあたる10月10日に、大規模な「軍事パレード」が実施されることはかなり前から確実視されていた。その準備作業は、早くも今年6月には衛星写真で捉えられている。

平壌市(ピョンヤンシ)郊外の「美林(ミリム)飛行場」の一帯で、大型装備を収容する約100棟の保管庫を新設し、兵士が宿泊するためのテントを設置。ICBM(大陸間弾道ミサイル)の移動式発射台が収まる37メートル×7メートルの大型施設2棟も建設した。2017年11月に発射された「火星(ファソン)15」は22メートルなので、さらに大型の新型ICBMが公開されるのではとの観測も出た。

整然と行進する兵士たち(2017年4月15日撮影)

美林飛行場ではまた、金日成広場に似た形で造られた敷地に、数百台の車両が止められたり数千人の兵士が整列したりしているのも確認されていた。そして金日成広場は春から補修工事が行なわれ、大勢の人が人文字をつくっている様子も捉えられている。こうした情報により、軍事パレードの準備が着々と進んでいることが分かっていた。

 

この軍事パレードの取材のために、私は年頭から北朝鮮の関係機関と交渉していた。また朝鮮総連から在京テレビ局へは記者団招待が伝えられていた。しかし、新型コロナウイルスの流入防止として、北朝鮮が厳密な外国人の入国禁止措置を続けているために、今年の取材は不可能となった。