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短大卒40代のシングルマザーが、外資系企業に入り「大逆転昇進」したスゴい方法

氷河期世代へのヒントが詰まっている

コロナ禍が長引き経済が落ち込むなかにもかかわらず、日本は解雇規制が厳しいことや、雇用調整助成金や新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金などによる下支えもあり、欧米と比べて雇用が守られてきた。しかしここにきて深刻な影響が出始めている。

コロナ氷河期ともいえるこの情勢は、弱い立場の人たちにほど困難を強いており、ファーストキャリアの挫折を引きずり苦しんできた40歳前後の就職氷河期世代にも容赦なく襲い掛かっている。

国や自治体による就職氷河期世代のキャリア支援も約410万人ともいわれる非正規雇用者や無業者には行き届かず、このまま手をこまぬいていては、人生の展望は拓けそうにない。

400社以上で企業の人材育成を支援し、『コロナ氷河期 終わりなき凍りついた世界を生き抜くために』(扶桑社)を上梓したFeelWorks代表取締役の前川孝雄氏は、もはや正攻法の就職・転職ではなく、ゲリラ戦を仕掛けてでも、キャリアを切り拓くべきだと奮起を促す。

※本文で紹介する事例は、プライバシーに配慮し一部設定に変更を加えています。

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就職氷河期世代を襲うコロナ氷河期

就職氷河期世代とは、1990年代半ばから2000年代半ばまでの新卒採用がとても厳しかった約10年に社会人になった人たちを指す。彼らの多くは、新卒採用で躓(つまず)いてしまい、不安定なフリーターや派遣社員など非正規労働に就くしかなかった。

なかおつメンバーシップ型といわれる日本型雇用システムでは、あとから中途採用でメンバーになることは年を重ねるほど難しくなっていく。企業は40歳前後となった就職氷河期世代に対し、当然ながら即戦力人材であることを求める。相応の職業教育訓練も受けていなければ、正社員の中途採用枠に食い込むのはかなり厳しい。