「ありがとう、ずっと大好きだよ」

春馬くんへの愛があふれた最終回では、一方で、玲子の父のことや、慶太が誤解している「妹」のことなど、いくつもの伏線が次々と回収されていった。
これから、じっくり時間をかけて描かれるはずだったであろう恋愛部分。
早乙女や、まりあとのことまではさすがに描ききれなかったかもしれないが、それはやむを得ない。

それより嬉しかったのは、慶太の作った豆皿が、玲子の手元に届いたことだ。
2話で渡すことのできなかった慶太の想いが、玲子に届いた!
ふたりの出会いのキッカケとなった猿の豆皿を収めるはずだった台座に、慶太の手作りの皿が収められたのは、見事な伏線回収だった。

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撮影途中に主人公の相手役が亡くなり、予定の半分に放送回数が短縮されるという事態は、日本のドラマ界では例のないことではないだろうか。
それでも、『カネ恋』は、多くのハンディにも負けず、視聴者の心を打ち、あたたかなエンディングを見せてくれた。
大げさではなく、『カネ恋』の最終回は、ドラマ史上に残るものだと思う。

大きなショックと、悲しみと、混乱の中でも、このドラマを完結させるために力を尽くしてくださった、脚本家をはじめとする制作スタッフ、共演者のみなさまに、心から感謝したい。

チーム『カネ恋』の仲間たちの想いと、息をつめて最後までドラマを見守っていた私たちファンの想いは、春馬くんに届いただろうか。

「ありがとう、ずっと大好きだよ」

どうか、この思いが届いていますように。

2015年、『進撃の巨人』のプレミアで香港へ。快く記念撮影に応じる三浦さん Photo by Getty Images