テレビが報じない「GoToキャンペーン」の異常なウラ側

安い宿や無名観光地はガラガラ
週刊現代 プロフィール

そもそもGoToトラベルとは、旅行代金(宿泊費、交通費)の35%が割り引きされ、15%分が「地域共通クーポン」という形で利用者に支給される制度。

割引額の上限は、宿泊の場合一名2万円(そのうちクーポンが6000円分)、日帰りの場合は一名1万円(同3000円分)だが、利用回数に制限はない。

そのため、割引の限度額までめいっぱい活用しようと、一部の高級宿泊施設に富裕層が押し寄せているのだ。

岩手県西和賀町にある温泉旅館「山人」。宿泊料金は一泊一名3万~7万円ほどで、部屋数は12室のみ。源泉かけ流しの温泉と地元で獲れたジビエ料理が人気の高級旅館だ。山人の担当者が話す。

「ゴールデンウィークまでは、ほとんどの予約がキャンセルになりましたが、7月下旬頃からはだいぶ予約数が回復してきました。いまは12月まで、ほぼ満室の状態です。今までお出でにならなかったようなお客様もいらしていただいています」

各宿泊予約サイトを見ると、GoToトラベルを使った人気宿泊施設ランキングの上位には、「ハレクラニ沖縄」(2名1室で5万5000円~)や「アマン東京」(2名1室で11万3850円~)などの高級ホテルが並ぶ(金額は「一休ドットコム」のもの)。

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有名観光地にも人が詰めかけている。GoToトラベルに東京が追加されてから初めての週末となった10月3日、東京・浅草の仲見世商店街や京都の清水寺参道は観光客であふれるほどの人出になった。