大人気「エコ投信」、じつは「大損」しかねない「ヤバい罠」があった…!

テーマ型投信にダマされるな
岩城 みずほ プロフィール

テーマ型投資信託は「コストがとにかく高い」!

それからもう一つ。男性が買ったという話題のESG投信の信託報酬は1.8%(!)ですが、売れ筋商品群を見ても非常に手数料が高いことが気になります。テーマ型投信の販売手数料は3%台、信託報酬1.5~2%が一般的なようです。

つみたてNISAのインデックスファンドのラインアップが、販売手数料ゼロ、信託報酬0.5%以下、0.2%以下のものも多くあるのに比べると明らかに高すぎます。仮に100万円投資をするとすれば、販売手数料3.3%ならば3万3000円、信託報酬1.85%を含めると5万1500円のマイナススタートです。

金融庁の「資産運用業高度化プログレスレポート2020」(2020年6月)によりますと、国内の公募投信について、全ファンドベースで過去5年間のパフォーマンスをみると、アクティブ投信の信託報酬控除後シャープレシオ(一言でいうと運用効率)は平均0.20で、パッシブ投信の平均0.40を下回っている。

信託報酬控除前のシャープレシオをみてもアクティブ投信は平均0.29で、総じてパッシブ投信の平均0.42を下回っています

 

報告書にも、「日本のアクティブ投信は、市場平均を上回る超過収益を上げるという目標を達成できていないものが多い」と記されています(レポートの8p)。

独立系の資産運用会社や一部大手資産運用会社の運用するアクティブ投信の中には、中長期に良好なパフォーマンスを実現している例も見られます。しかし、全体的に見ると、市場平均を上回るリターンを達成できていない。それは、高いコストのせいなのではないかと思うわけです。詳しくはこちら(https://www.fsa.go.jp/news/r1/sonota/20200619/01.pdf)をご覧下さい。