脚を組むと骨盤が歪む、という話を聞いたことがあるかもしれませんが、脚を組むことによって内臓にも悪影響がもたらされるって知っていましたか? 『10代スポーツ選手のためのパーソナルフードトレーニング〜最先端の栄養学に基づく新しい食事バイブル』の著者で、スポーツ医学と栄養学を組み合わせてプロアスリートへ食事のパーソナライズ指導を行うフードトレーナーの「みとまり」こと三戸真理子さんに解説してもらいました。

今この瞬間、あなたの脚はどうなっていますか? 脚を組んでいる、という人もいるかもしれません。実は脚を組むことは、大きく分けて2つの悪影響をカラダにもたらします。

脚組みは「脚太り」「タレ尻」につながる

まず1つが、冒頭で触れた骨盤の歪みに代表される「外的な影響」。脚を組むことで骨盤がズレ、股関節まわりにたくさん通っている神経を圧迫し、坐骨神経痛や腰痛が起きやすくなります。

さらに、美容面にも影響が。脚を組むと太ももの外側が張ってしまい、脚全体の幅が大きく見えてしまう「脚太り」の原因になったり、脚の付根の筋肉が緩むことで「タレ尻」化が加速して、メリハリのない脚線がじわりじわりと育ってしまう可能性があるのです。

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そしてもう1つ気を付けなければいけないのは、「内的な影響」。脚を組むと腹圧がかかりにくくなり、内臓を正常な位置に戻す働きが弱まるため、胃腸などの位置にズレが生じてくるのです。頻繁に、または長時間にわたって脚を組む姿勢をとっていると、内臓の位置のズレが定着してしまい、腸管が継続的に圧迫されて便秘などの原因になることもあります。

また、腸が上にズレれば、一番重たい臓器である肝臓に圧迫されて腸管の流れが悪くなり、食べ物の消化吸収効率に悪影響を与えます。逆に腸の位置が下にズレれば、子宮を圧迫して生理痛の悪化、骨盤内臓器へのダメージにもつながります。