お芝居も技術はもちろん大事。
でも一番大事にしたいのは自分の色

――「作品を迎えるときは、何か新しく学べることがあったらいいなといつも思ってます」と松本さん。映画『みをつくし料理帖』から得たものを振り返る。

「私にとっては初めての時代劇だったので、時代のトーンやセリフを立てた話し方など、技術の面で学ばなきゃいけないことにたくさん直面しました。所作の練習もしすぎるなんてことはなくて、やればやるほど身について自然な演技に繋がっていく。それに役者をやっていくなら、いろんなことができたほうがいいと改めて感じました。

若村麻由美さんが演じる元天満一兆庵の女将・芳。Ⓒ2020映画「みをつくし料理帖」製作委員会

今回の現場では、若村麻由美さんをはじめ、先輩方が優しく、厳しく、丁寧に教えてくださる貴重な経験ができました。江戸時代の女性たちが、なぜちょこちょことした歩き方になるのかを教えてくださって、より説得力を伴って演じることができました。江戸時代の下着は布を巻いただけのものなんです。なので『巻くだけの下着を想像してみると足は広げられないでしょ?』と若村さんが教えてくださいました。

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ただ、気づきというか反省でもあるんですけど、技術や所作に気を取られて、自分の色を十分に出せたか?と考えると少し心配でもあります。私にとって、反省も学びのひとつ。『じゃあ次はがんばろう!』とエネルギーに変換させていきたい。器用ではないし、自信もなかなか持てないけど、ひとつひとつ消化していくことで前に進んでいけたらと思っています」

Ⓒ2020映画「みをつくし料理帖」製作委員会

映画『みをつくし料理帖
高田郁による同名人気時代小説を、角川春樹監督、松本穂香主演で映画化。舞台は享和二年の大坂。仲の良い幼なじみだった澪と野江は大洪水によって生き別れになる。数年後、澪は天性の料理の才能を見いだされた女料理人として働き、野江は吉原で頂点を極める花魁に。別々の道を歩んでいた二人を再び引き寄せたのは澪が生み出した料理だった。10月16日(金)全国公開 

製作・監督/角川春樹
脚本/江良 至、松井香奈、角川春樹 
原作/高田 郁
出演/松本穂香、奈緒
若村麻由美、浅野温子、窪塚洋介、小関裕太、藤井隆
野村宏伸、衛藤美彩、渡辺典子、村上 淳
広末涼子、余 貴美子
薬師丸ひろ子、石坂浩二(特別出演)、中村獅童
https://www.miotsukushi-movie.jp/
配給:東映 Ⓒ2020映画「みをつくし料理帖」製作委員会

※高田郁の「高」ははしご高

撮影/生田祐介 ヘア&メイク/尾口佳奈 スタイリスト/道端亜未

衣裳クレジット: シャツ ¥42,000、スカート ¥50,000/ともにMURRAL(Harumi Showroom TEL03-6433-5395) イヤリング ¥19,500/TEN info@online-ten.com アクリルリング ¥2,000、ウェーブリング ¥1,170/ともにChabi Jewelry http://chabijewelry.thebase.in