ピン芸人でお笑いジャーナリスト、時事YouTuberであるたかまつななさんは、2016年の18歳選挙導入の年から「笑下村塾」という会社を立ち上げ、学校や企業に対して主権者教育やSDGsに関する出張授業を行っている。

日本各地への出張授業、そして学校現場の取材を行うなかで聞こえてきたのは、長時間労働によりとうに限界を超えている先生たちの悲痛の声だった。

担任の先生が「死にたい」…疲弊する学校の現場

今から3年前、私は大学院生だった。深夜2時過ぎだったろうか。LINEに電話がかかってきた。「誰だろう?」と思いながら電話をとると、相手は相当泥酔していた。どこかで聞いたことのある声だなと思い聞いた。「あの〜もしかして、●●先生ですか?」。電話をかけてきたのは、私の昔の担任の先生だった。明らかに様子がおかしく、自殺をほのめかす言葉を次々に発した。後日、他の先生にも話を聞いたら、「働きすぎ」だということだった。

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私は1年間で1万人以上の子どもたちに出張授業を届けている。学生時代からお笑い芸人として活動している私は、お笑いの力で教育界を変えたいと考え、全国の学校へ出張授業をしている。そんな中で強く感じることがあった――このままじゃ先生死ぬかも

時代の要請で新しい授業が求められているが、それらに対応できない現場。その大きな要因として、忙しすぎる先生の実態があることをこの目で見た。子どもの自殺、不登校の取材をした際も、こんなに忙しい先生にもうこれ以上の対応を求めるのは難しいと思った。学校問題の根っこの問題は、この先生の忙しさである。