不倫はスポーツマンシップに抵触?

東京オリンピック男子競泳の日本代表に内定している瀬戸大也(26)が窮地に陥っている。
週刊誌に不倫が報じられて以来、元飛込日本代表選手だった夫人との連名で謝罪文を発表すれば「なぜ奥さんを謝らせるのか?」とバッシングを受け、スポンサードされていたANAからは契約解除。東京五輪の競泳日本代表主将も辞退した。

ANAから契約を止められたため、現在は所属なし。団体に所属しなければ日本水泳連盟が公認した大会などに出場ができないため、今後の国内大会での出場が危ぶまれている。既存のスイミングクラブなりが新たな所属先になればよいと思うのだが、競技団体の関係者は「世間からの予想以上のバッシングに、水泳はもちろん私たちも驚いている。企業もクラブもなかなか手を挙げられないのでは」と説明する。

リオ五輪では400メートル個人メドレーで銅メダル(写真右は金メダルだった萩野公介選手)。2013年の世界選手権では日本人として初優勝、2019年には200メートル個人メドレーで優勝を果たし、東京五輪の金メダル最有力候補と言われていた Photo by Getty Images

報道をみていくと、瀬戸が「健全な社会人としての品性」に抵触しているのではないかという意見がある。日本水泳連盟は競技者資格の定義のひとつに「スポーツマンシップ」の遵守があり、そこに「善良な市民、健全な社会人としての品性を保ち、市民社会における水泳スポーツの地位の向上に寄与すること」と書かれているからだ。

アスリートに広告的価値を求めるANAがスポンサーを降りたのはわからなくもない。だが、彼がやってしまったことは極めて個人的なことではないだろうか。競技続行に支障が出るまで責めを負うことだろうか。

瀬戸に対し「代表選手から外せ」「強化に使った税金を返せ」など感情的な声がある一方、「不倫報道が出たプロ野球選手はすぐ試合に出るのに騒ぎ過ぎでは」という冷静な意見もある。