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「終電繰り上げ」で鉄道会社と日本人はこんなに変わる…!

コロナショックが与えた大きな影響

コロナショックで大打撃…

新型コロナの感染拡大が続いている。

第1波が2月に始まり、収束しかけたところで、6月からまた拡大に転じた。

当初、第2波は秋口から、8月の下旬からという憶測が広まっていた。インフルエンザと同じ季節性があると推測したもので、必ずしも根拠があるわけではなかった。

しかし、日本政府は、"withコロナ"の政策を鮮明にして、PCR検査の拡大とともに4月のような緊急事態宣言による実質的に強制力を行使する施策は講じなく、経済活動も同時に維持する選択をした。その結果、感染状況は悪化したもののある程度抑えられ、人々の移動も増加していった。

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JR東日本の旅客収入は、対前年で定期収入が4月50.5%、5月71.6%、6月103.4%と回復していった。しかし定期外については4月25.5%、5月27.7%、6月55.8%と回復の勢いは低かった。さらに中長距離については、4月2.1%、5月5.5%、6月26.4%と低迷した。4月の非常事態宣言では、県境を越えた移動の自粛が求められたので、当然の数字ではある。

7月から、通常なら学校が夏休みで、人の移動が増える時期である。政府のGo To トラベルが前倒しで実施されたこともあって、当然感染者も増加を続けた。とくに東京都の増加が大きかったために、Go To トラベルの対象から東京都発着の旅行が除外された。

JR東日本の旅客収入は、対前年で定期旅客が7月73.4%、8月78.1%、9月53.1%、定期外旅客のうち近距離が7月58.5%、8月57.1%、9月66.9%、中長距離は7月26.3%、8月23.8%、9月34.3%と低空飛行が続いた。なお定期旅客の9月の落ち込みは、前年消費税税率引き上げの駆け込み需要の反動減のため。