しっかりと目に焼き付けたい

3話のラストでは、慶太は玲子についばむような可愛いキスをして、ふたりの恋が動き出す予感がした。
まさに、ここが「恋のはじまり」であり、ここからふたりの本当のドラマが始まるはずだったのだろう。

どちらかといえば生真面目な役や、少し影のある役柄の多かった春馬くんが、ここまで明るく天真爛漫な役を演じるのは、初めてだったのではないだろうか。
予定通り全8話の放送が終わるころには、「猿渡慶太」というチャーミングなキャラクターは、春馬くんの当たり役となっていたかもしれない。

3話までを繰り返し観ればみるほど、「4話じゃ足りない」「もっともっと慶太を、春馬くんを見ていたい」という想いが大きくなってしまう。

春馬くんの出演したおすすめ映画やドラマを紹介させていただいた前回の記事の中では、「私たちが忘れない限り、春馬くんの生命はずっと輝き続けている」という一文を書いた。

その気持ちに嘘はないが、正直に白状すると、それは精一杯の強がりでもあった。

もちろん、過去の作品を大切にすることで、春馬くんを心の中で生かし続けることはできる。
でも、本当は、過去の作品だけでなく、これからも新しい春馬くんを見続けていたかった
生きていて欲しかった。
俳優としてだけでなく、春馬くん自身の「人生」を、幸せに生きて行ってほしかった

本日、『おカネの切れ目が恋のはじまり』は、4話をもってクライマックスを迎える。
脚本家や制作スタッフ、共演者のみなさんの努力によって完結することとなったこのドラマのラストが、どうか幸せなものでありますように……。

三浦春馬くんの最後の仕事を、しっかりと目に焼き付けようと思う。

【10月7日には、6日の最終回を見たうえでの追加原稿が加わって再度公開される予定です】

最終回を前にして綴ったこの記事を読んでくださったみなさま、ありがとうございました。
たくさんの共感の声をいただいて、嬉しかったです。
改めて、三浦春馬くんが、本当に多くの人に愛されていたのだということを実感しました。
『カネ恋』最終回は、そんなみなさんと一緒に観ているような気持ちで見届けました。
最終回の感想をこの記事に追記することを予定していましたが、あまりに素晴らしいエンディングに言いたいことが多すぎて……。
独立した記事として書かせていただきますので、改めて読んでいただけたら嬉しいです。

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