10月17日 アメリカでロマ・プリータ地震が発生(1989年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1989年のこの日、アメリカ・カリフォルニア州のロマ・プリータ山地でマグニチュード7.1規模の大地震が発生しました。

 

震源から100kmほど離れたサンフランシスコにも多くの影響が及んだことから、日本では「サンフランシスコ地震」と呼ばれることもあります。

この地震の被害総額は80億ドル、総死者数はカリフォルニア州全体で62人と甚大なものでした。

その痛ましい被害は衛星を通じて日本でも大きく報じられました。

この地震では主に建築物やライフラインに影響が出ました。サンフランシスコ市では市内に掛かる橋が崩落したほか、マリーナ地区を中心に建築物に甚大な被害が出ました。

地震により崩落したベイブリッジ Photo by / Chuck Nacke/Gettyimages

マリーナ地区で建築物への深刻なダメージが発生した理由としては、この地区が埋め立て地であったこと、そしてレンガ造りの建築物が多く存在したことが挙げられます。

童話『三びきのこぶた』では最も頑強と紹介されるレンガ造りの家ですが、実際は地震に対して非常に脆く、大きな揺れを受けると簡単に崩れてしまうのです。

この地震以降、橋の建築基準が大きく変更されたほか、レンガ造りの建物が少なくなりました。

ちなみに、この地震ではサンフランシスコにいくつか建っていた高層建築物はほとんど無傷でした。しっかりと建築された高層建築物はその見た目とは裏腹に頑強であることを、図らずもロマ・プリータ地震は証明したのです。

現代のサンフランシスコ街並みはこの地震を乗り越えて作られたものなのです。

サンフランシスコの街並み photo by iStock