銀座の百貨店は持ち堪えているが…/photo by gettyimages

池袋のマルイも来年9月で…「百貨店閉店ドミノ」が止まらない!

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ついに都心店舗までもが…

10月2日、マルイは池袋店と静岡店を来年9月に閉店することを発表した。理由はズバリ「売り上げの低迷」。地方だけでなく、山手線ターミナル駅にある店舗までも、閉店に追い込まれているのが現状だ。

マルイがある池袋西口/photo by gettyimages
 

ただでさえ売り上げ減が深刻だった百貨店業界にとって、2020年は「悪夢の年」だったに違いない。山形県唯一の百貨店だった「大沼」が突然倒産し、はじめて百貨店の空白県が生まれた。

そのほか、新潟三越、ほの国百貨店(愛知)、そごう徳島店…列挙すればキリがないほど、地方の百貨店は閉店に追い込まれている。一社が店を畳むと、ドミノ倒しのように閉店が進んでしまった。

地方の百貨店といえば、その街の「顔」。県庁近くや目抜き通りに鎮座し、週末は家族連れで賑わう場所だった。今やその光景はイオンや回転寿司店などロードサイド店へ移り、一方で百貨店は衰退の象徴になってしまった。

では、池袋マルイの閉店はどう見るべきか。アナリストはこう言う。

「池袋のマルイは、駅の西口から若干離れているうえ、駅前には西武、東武、パルコ、ドン・キホーテまであり、小売店だらけです。近年は100円ショップを入れたりアイドルのイベントを開いたり試行錯誤していましたが、なかなか難しかったのでしょう。

そもそも、丸井グループはコロナの影響を受けた決算でも増益を達成した企業です。同社は、従来型の物販の比率を一気に減らして、フィンテック部門での売り上げや飲食部門などの売り上げを伸ばそうとしています。今後も店舗整理は進んでいく可能性が高い」