写真:国立公文書館

日本の「正式」の証、天皇「御名御璽」までデジタル化できるのか?

ハンコ廃止の行きつく先に

行政文書ハンコ廃止の流れだが

ハンコの廃止が叫ばれている。

とくに、新しい菅政権において行政改革担当の河野太郎大臣は、行政手続き上のハンコ廃止に積極的で、その旗振り役になっている。

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新型コロナ・ウイルスが流行するなかで、リモート・ワークが推奨され、そのなかで、ただハンコを押すために出社することが大きな矛盾として指摘されるなど、従来のハンコ文化を見直そうという気運が高まっていた。

河野大臣は、そうした風潮に後押しされる形で、ハンコ廃止に情熱を燃やしている。なんとしても役所の仕事からハンコを追放する。いったん決めたことは、とにかく実行に移す。その手法は、かつての小泉純一郎首相を彷彿とさせる。

 

しかし、ハンコがここまで日本の社会に浸透し、ITが積極的に活用されるなかでも生き残ってきたのは、それが一つの文化になっているからである。そのことは無視できない。