【スナック千代子へいらっしゃい #7 男のプライドのくすぐり方

子育ての切なさを2児のママで「スナック千代子」のママ、ピスタ千代子がつぶやく4コマ漫画連載「スナック千代子へいらっしゃい」(毎月第1・3日曜日に配信)。今回は、なかなか寝てくれない息子の「男のプライド」をくすぐって軽やかに寝かしつけたエピソードです(漫画は次ページに掲載)。

寝ない息子のせいで数年間、寝不足

男の扱いどころか自分自身の扱いさえも持て余している人間下手の私ではありますが
、生きてる間に一度くらいは「男なんてイチコロよ」ってなことを言ってみたい。でも嘘はつきたくない。というわけで、ピスタ千代子の出番です。寝かしつけ成功談をちょっといい女風に語ってもらうことにしました。

5才のアイツ(息子)は生まれた頃からとにかく寝ない子どもで、腕の中でぐっすり眠ったと思っても、ベッドに寝かせた瞬間、火がついたように泣き叫ぶ。火なんて生ぬるいですね、あれはもう業火

寝不足でふらふらの脳味噌をふりしぼって原因を考えてみても、おなかの空き具合は問題ないようだし、オムツもキレイ。明るさや空調などの要因も関係ないもよう。必殺インターネットで調べてみたところ、よくあることだということはわかったけれど、寝ない原因は結局なんなのかよくわからない。そしてよくわからないまま、数年間寝不足。いつしか息子は疲れに抗えずに寝落ちするようになり、眠ってしまえば朝まで起きなくなった。

理由が「男のプライド」だったなんて…

しかし依然として寝たがらないその理由は判明しておらず、心のどこかでモヤモヤをくすぶらせていたある日のことです。息子の言葉の中に大ヒントが!

「オレはまだ寝ない。赤ちゃんじゃないんだから」

これには驚きました。まさか寝たくない理由が「睡魔に負けるなんて大人としてのプライドが許さない」だったなんて(乳幼児期のそれはまた違う理由でしょうが)。

すかさず私は「大人でも眠くなること」「早い時間に眠くなるのは一日を頑張った立派な大人の証であること」などを熱弁。はじめは訝しげな顔をしていた息子も最後には得意げに頬を紅潮させて、今日一日をどれほど頑張ったか、そして今いかに眠いかを話して聞かせてくれました。その後、勇ましい足取りで自らベッドへ。

すごい。私ったら男のプライドをくすぐって万事解決させてしまったわ。これは惚れた弱みでアイツ(息子)のてのひらで転がされてばかりの私がアイツを転がし返した数少ない成功談です。