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竹内結子さん、現場で見せていた「妥協を許さない完璧主義なプロ」の顔

「なぜ」と問わずにいられない

「なぜ?」としか言いようがない著名人の自殺と見られる死が続いている。木村花さん、三浦春馬さん、芦名星さんに続き、女優の竹内結子さんも9月27日に40歳の若さでこの世を去った。

竹内結子さん(2016年)〔PHOTO〕Gettyimages

家族との団らん後、寝室に向かってから首を吊った状態で発見されるまで1時間ほどしかなかったというが、その「なぜ?」に近づく何かがないかと、自分が持っている過去の取材データを見返した。直接その姿を見たのは昨年夏のイベントが最後だったが、2002年ごろまでのメモを見直し、連絡の取れる関係者らに電話やメールをし、気になる話をまとめて夕刊紙などで記事にした。

訃報に関する記事は近年、やりにくくなった面もある。「不謹慎だ」「そっとしておくべき」「何の目的があるのか」といった批判が上がるからだ。世間だけでなく、同じメディアで働く者もそう言い出している。

しかし、国民的な人気女優が仕事も私生活も順調に見える中、幼い子供を残して40歳で自殺した話を「亡くなりました」という一報だけで過ごせというなら、その方が異様であると思う。

 

「完璧主義」の一面

長い芸能取材で、ときどき芸能人の“オフ”に触れることがある。その際に見る彼らの言動は“オン”とは違う種のものだ。テレビ番組で喋りまくるお笑い芸人の楽屋に挨拶に行くと、一転して人見知りのように口数少なく、照れながら話をしていたり、毒舌で知られるタレントが酒の席では「ネットで叩かれて気が滅入る」と愚痴を言っていた。

理想の父親像のような頼りがいある大物俳優が、極端に世間知らずで緩い会話をしていたのには、芸能人を見慣れているテレビマンさえ驚いていた。竹内さんも多くの人が持つ聡明で気配りに長け、チャーミングな笑顔が似合うキャラクターであると語るが、それがイコール彼女の100%ではないだろう。