10月 9日 アメリカにピークスキル隕石が落下(1992年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1992年の今日、アメリカ・ニューヨーク州にピークスキル隕石が落下しました。

 

1992年10月9日の、アメリカ東海岸の夕闇を緑色の火球が切り裂きました。火球の明るさは-12.8等級と、月よりも明るかったと言います。その正体はUFOでも未確認生物でもなく、宇宙から飛来した隕石でした。隕石は大気圏突入を経て10以上の破片に分裂し、その様子を多くのビデオカメラがとらえました。

ピークスキル隕石の破片の一つは、ニューヨーク州郊外に停車中の車に激突しました。破片はボウリング球ほどの大きさで、車のボンネットに大穴を開けました。車は使い物にならなくなってしまいましたが、コレクターによって80倍の値段で買い取られ、持ち主はかえって大もうけしたと言います。

ところで、隕石の名前に関して、「落下地点の集配を担当している郵便局の名前がつけられる」というルールを聞いたことがある方もいるかもしれません。しかし、このルールは国際隕石学会のガイドラインにも注記されている「よくある誤解」のひとつです。実際には、最初に発見(回収)された場所にちなんだもので、ほかの隕石と区別できるような名前がつけられることになっています(くわしくはこちらをどうぞ)。

小さな隕石はたいてい燃え尽きるが、地表まで届くものもある Photo by Getty Images