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「ナントカペイ」は、やはり消えていく…キャッシュレス淘汰時代が幕開けた

本命はクレジットカードとスイカ?

なぜポイント還元大キャンペーンを行うのか?

いわゆる「ドコモ口座問題」でキャッシュレス業界が揺れている件については、9月29日の記事「『あなたの口座は世界中の犯罪者に狙われている』あまりに残酷な現実」で詳しく述べたが、銀行をはじめとする既存金融業界の「預金の安全に対する投資」の不徹底とともに、「命の次に大事なお金」の安全性を軽んじるキャッシュレス業界の体質にも大きな問題がある。

そもそも、キャッシュレス決済手段には伝統的な口座振替(通常はキャッシュレスにカウントしないが現金の移動がない電子決済である)から始まって、クレジットカードなど多種多様な手段がある。

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5月12日の記事「『ペイペイキャンペーン』という無間地獄を生み出した『経営の愚さ』とは」や、2019年11月11日の記事「ナントカペイが乱立するいま『ポイント』にむしろ大注目が集まるワケ」で、派手なキャンペーンで世間の注目を集めるナントカペイの将来性に大いなる疑問を呈した。キャンペーンで集客しなければならないというのは、「商品そのものに優位性(競争力)」がないことの証明なのだ。

「キャンペーン商法」というのは、言ってみれば「おまけ商法」の一つだ。おまけ商法では、顧客はおまけ目当てで商品を購入するので、おまけがつかなくなったら肝心なメインの商品を結局誰も買わない。

同じように、キャンペーン商法でもキャンペーンが終わったら、だれも使わなくなる。最近ナントカペイのキャンペーン商法が静かになったなと思っていた時に起こったのがドコモ口座事件である。

 

そもそも、キャンペーンが終わったら顧客が離れていくのに、「命の次に大事なもの」の「安全性」に疑問府がついたのだから、ナントカペイはこれから「終わりの時代」を迎えるのではないだろうか?