「ハロプロ(ハロー!プロジェクト)」「テニプリ(テニスの王子様)」「嵐」「ハイキュー!!」「ワールドトリガー」「ヒプマイ(ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-)」……これまで様々な沼にハマってきた。どうして直接コミュニケーションを取れるわけでもない相手にそんなにハマれるの? と聞かれることがある。「推し」にハマる感覚がわからない、という人もいる。

オタクとして生きてから26年間(12歳が始まりだった)を振り返ると、「推しにハマるときは弱っているとき」であるように思う。これは私特有なのか、オタクあるあるなのかは定かではないし、言い切れるものでもないけれど、自分の推し遍歴から、人がなぜ推しにハマるのかについて考えてみたい。

中学受験の勉強でパンク寸前⇒『幽☆遊☆白書』

初めて推しにハマったのは、小学6年生のとき。休みなく2年半、中学受験の勉強をやり続け、パンクしそうになっていた。自分の意思というよりは、「親がそうしたほうが良いというから」という理由での受験勉強。友人と公園で遊ぶなどは夢のまた夢。当時はそれがつらいかどうかすらもわからなかった。

そんなときに何のきっかけか『幽☆遊☆白書』に触れ、飛影に夢中になった。以来、勉強はしているフリだけ。ずーっと飛影のイラストを描いたり、オリジナルストーリーを妄想したり、この世に飛影がいないことに胸を痛めたりしていた。

一番上の緑色の服を来ているのが飛影。第三の目「邪眼」をもち、高速な剣術と炎の妖術の使い手。ツンデレな性格でファンも多い

偏差値は一瞬で10下がったし、志望校にも落ちたけど、日々の楽しさはそれと釣り合いが取れないくらいに爆上がりしていた。なんせ脳さえあればいくらでも妄想できて楽しめるのだ。「えっ、こんなに毎日楽しくていいの?」と恐れるくらいに楽しかった。