カバー曲の音源も新たに制作された

まず、現役のハロー!プロジェクトメンバー52名がひとり1曲ずつ、つまり52曲のカバー曲が披露されましたが、コンサート用に作られた音源は全て新たに多くのクリエーター・ミュージシャンによって制作されました。
この音源についての詳細は明かされていませんが、52曲ものレコーディングがスピーディーに行われたのは、音楽事務所であるアップフロントの本領発揮といったところ。
「自粛期間中もクリエーター・ミュージシャンに仕事を与えたい」という、事務所の温かな心遣いが見て取れます。

また、誰もが聞き馴染みのある往年の名曲バラードをソロで歌い上げるには、当然のことながら歌手としての実力が求められます。
実はそれこそが、ハロー!プロジェクトの知られざる強み。

現役のハロー!プロジェクトは、幼少期から研修生として歌とダンスの厳しいレッスンを重ねてきたメンバーが大半。そしてデビュー後も、春と秋にはグループの単独ツアー、夏と冬にはハロー!プロジェクト全体の全国ツアーと、1年を通して膨大な数のステージをこなす、ステージパフォーマンスのプロ集団です。
ハロー!プロジェクトは言わば、全員がアイドルでありながら、全員が「歌手」

観客による発声の禁止やソーシャルディスタンスの徹底が求められ、パフォーマンスが制限される厳しい環境下だからこそ、ハロー!プロジェクトは「メンバーにバラードをソロで歌わそう」と大胆に発想を転換。
メンバーたち一人ひとりの個性と実力を惜しみなく披露できる絶好のチャンスへと好転させたのです。

それと同時にアップフロントは、これまでやや遅れをとっていたYouTubeやSNSにも尽力。
各グループからの選抜メンバーがツアーでの披露曲を歌唱した映像をYouTube配信したことで、アイドルとは思えない彼女たちの歌唱力に、ハロプロファン以外からも大きな注目が集まっています。

BEYOOOOONDS オフィシャルYouTube/平井美葉「海の声」カバー
つばきファクトリー オフィシャルYouTube/小野瑞歩「I LOVE YOU」カバー

さらに、ツアーでは披露されなかったものの、現役ハロプロメンバー歌唱力ランキング2トップであるモーニング娘。'20 小田さくら・Juice=Juice 高木紗友希によるMISIA『逢いたくていま』のカバー対決は、合計で150万回再生を突破しています。

モーニング娘。 オフィシャルYouTube/小田さくら「逢いたくていま」カバー
Juice=Juice オフィシャルYouTube/高木紗友希「逢いたくていま」カバー