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# 教育

「先生」の「給与、手当、ボーナス、退職金」 一体いくらもらってるの?

民間と比べて高い? 安い?
長時間労働、モンスターペアレンツ、学級崩壊など、労働環境の悪化が指摘されている学校。そこで働く教師には、お金のこと、投資のこと、年金のことをじっくり考える余裕はおそらくないだろう。そんな教師に向けて書かれたのが、栗田正行氏の『先生でも学べる「お金」の基本』だ。そもそも教師はいくら給与をもらっているのか? 手当、ボーナス、退職金は? 先生でなくても気になる、具体的な金額まで、突っ込んだ解説をしてもらった。

公立と私立で給与体系は違う

ここでは、主に公立の先生の給与について解説をしていきます。そのため、まずは対比して全体像を把握するために、私立の先生の給与についても、簡単に整理してみましょう。

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私立の小・中・高等学校の先生の場合は、所属する学校法人によって規定が定められています。そのため、民間企業と同様に、給与がよい学校もあれば、悪い学校も当然のことながらあります。

文部科学省が公表している「平成28年度学校教員統計調査」では、公立の小学校の平均給料月額は33万6100円、中学校の場合は34万4200円ですが、私立の小学校の場合は34万8900円、中学校の場合は37万2000円となっており、平均では私立のほうがよい傾向があるようです。

また、昇給については、公立の場合、地方自治体によって多少の差はあるものの、公務員の規定にしたがって昇給します。たとえば、東京都では、「東京都職員給料表」という形でWEB上に公表されています。

このいわゆる「定期昇給」は、経験年数による計算で、転勤先でもこの計算に準じた金額で給与が支払われるのが一般的です。

対して、私立の学校における昇給は、公立のように勤務年数や年齢に準ずるところもあれば、先生個人の力量評価によるところもあります。

 

たとえば、「生徒・保護者からの評価が高い」「授業が素晴らしく、難関校への合格実績がある」「部活動で全国大会に出場した」といった実績によって評価される場合もあるわけです。

平均給与額や初任給は公立よりも高い場合もあるようですが、昇給率については学校ごとに規定されています。