10月12日 富山湾で新種のクリオネが確認される(2017年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

 2017年のこの日、富山湾で捕獲されたクリオネが遺伝子検査によって世界で5種目となる新種と判明したことが発表されました。

 

このクリオネを発表をしたのは富山大学の張勁(ちょう・けい)教授らのグループで、2016年に約100年ぶりとなる新種が発見されて以来2年続けての発見となりました。

クリオネというと日本では北海道のオホーツク海沿岸などに生息しているように、極寒地域の海に生息しているイメージがあります。

一般的なクリオネ(ハダカカメガイ) photo by iStock

今回の富山湾での新種発見は以外な出来事で、張勁教授も非常に驚いたといいます。

「クリオネ」という名前は学名の一部をとって呼ばれる俗称で、正式な和名を「ハダカカメガイ」と言います。意外なことですが、この和名が表している通り貝の仲間なのです。

その見た目から「流氷の妖精」などと呼ばれることの多いクリオネですが、実は肉食で、頭から「バッカルコーン」と呼ばれる触手を出して獲物を捕らえるというなんともグロテスクなシーンを見ることができます。

クリオネが主食としているのはミジンウキマイマイという生物で、一般には入手困難なことからクリオネを飼育するのは難しいようです。

最後に余談ですが、一応は貝の仲間であるクリオネは食用とすることができます。唐揚げなどで食べられるようですが一体どんな味がするのでしょうか。非常に気になりますね。