不動産価格、下がるどころか「次のピーク」が来る時期が判明した!

ポイントは「17年周期」のサイクル
高田 創 プロフィール

「第2の敗戦」の背後にあった不動産価値の消失

図1では不動産の時価総額を示す。

■図1 不動産の時価総額推移

(出所)内閣府「国民経済計算」、日本の国富(土地、不動産) ※1993年以前は旧基準

1990年頃のピークと比べ、2000年代初のボトムでは1000兆円以上の国富が消失している。これは日本のGDPの約2倍の水準である。

GDPでみた場合、バブル崩壊後の震度は第2次世界大戦での国富の消失を上回るとの試算もある。それだけに、「第2の敗戦」との表現はあながち誇張ではなく、不動産を中心とした資産デフレが大きく影響した。その結果、平成30年近く、企業はバランスシートに資産を「持たない経営」によるバランスシート調整圧力から縮小均衡をもたらし、デフレスパイラルに至った。

 

今日もそのマインドセットは色濃く企業セクターに残っている。バブル崩壊後の日本の「失われた10年」、「雪の時代」とは資産デフレによって生じたものと言っても過言ではない。