竹内結子さん報道に見る、最後に「いのちの電話」を出すワイドショーへの違和感

まるで免罪符のように使っているが

自らの首を絞めかねない報道内容

竹内結子さんの訃報が数日過ぎた今も、テレビの情報番組やワイドショー、週刊誌、ネットメディアなどで、自殺に関する報道が頻繁に報じられている。

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その内容は、「家族仲はよく仕事も順調だったのになぜ?」と原因を探る論調からはじまり、「芸能界に悲しみ広がる」と掲げてタレントのコメントを紹介し、過去のインタビューを引っぱり出して「産後うつやコロナうつの可能性は?」「三浦春馬さんや芦名星さんとの関連は?」などの憶測を繰り広げる。

さらに、芸能リポーターなどによる「笑顔と気配りの人で誰からも好かれていた」「被災地・熊本に毎月寄付していた」などの美談を織り交ぜつつ、新たに「元夫の中村獅童さんへの誹謗中傷」を問題視し、最後に必ず悩んでいる人に向けた「いのちの電話」を紹介して終了。

このような報じ方を大半のメディアが行っているのだが、実に利己的であるとともに、自らの首を絞めかねないものに見えてしまう。