10月 8日 フランスの化学者ル・シャトリエ誕生(1850年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1850年の今日、フランスの化学者アンリ・ル・シャトリエ(Henry Louis le Chatelier、1850-1936)が誕生しました。

アンリ・ル・シャトリエの父・ルイは、鉱物のボーキサイトからアルミニウムを精錬する方法を開発した技術者でした。父の影響を受けたル・シャトリエは同じく技術者を志し、エコール・ポリテクニークに進学しました。進学後は化学の研究へと進路を変え、コレージュ・ド・フランスで化学を教えるようになりました。

ル・シャトリエの主要な業績として、化学平衡に関する「ルシャトリエの原理」の発見が挙げられます。化学平衡とは、可逆反応において順方向の反応と逆方向の反応が釣り合い、見かけ上の変化がなくなる状態です。

ル・シャトリエは、化学平衡にある化学反応に外部から変化を加えたとき、その変化を打ち消す方向に反応が進むことを示したのです。ルシャトリエの原理によって、濃度・圧力・温度などの条件を変えたときに反応がどのように変化するかが予測できるようになりました。

ル・シャトリエの肖像のスケッチ Photo by Getty Images