10月 7日 月探査機ルナ3号が月の裏側を撮影(1959年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1959年の今日、ソ連(現・ロシア)の月探査機「ルナ3号」が月の裏側を初めて撮影しました。

 

月の裏側は、地球からはどうやっても見ることができません。月の自転周期と公転周期はどちらも約27.3日と一致しているため、常に同じ面を地球に向けているからです。月の裏側がどうなっているのかという長年の謎にけりをつけたのが、ソ連が打ち上げた月探査機ルナ3号でした。

ルナ2号打ち上げからわずか3週間後に打ち上げられたルナ3号は「エニセイ2」という撮影システムを搭載し、月光を感知すると自動でフィルムカメラと現像装置が起動する仕掛けとなっていました。ルナ3号の機体は大気圏突入で燃え尽きたものの、現像された写真はスキャナで読み取られ、地球に電波で送信されました。

送られた写真に写っていた月の裏側は、表面とは異なり、黒い玄武岩からなる「月の海」がほとんど存在しないことが明らかになりました。不鮮明なデータであったため、地形の読み取りは完全には成功しなかったものの、確かに人類の長年の疑問の答えを写すことに成功したのです。

ルナ3号が写した月の裏側の写真 Photo by Getty Images