巨人・戸郷翔征を「急成長」させた、キャッチャー炭谷銀仁朗の熟練のリード

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二宮 清純 プロフィール

しかし、元侍ジャパン投手コーチの鹿取義隆さんによれば、「戸郷の場合、俗に言うアーム式ではない」というのです。

「巷間言われるアーム式は、テイクバックして、一度後ろに腕を伸ばし、そのまま投げる。ところが戸郷の場合、一度伸ばしたヒジをたたんでからリリースしている。(ヒジを)たたんでからトップをつくっていっているので、アーム式ではないんです」

アーム式に見えるが、アーム式ではない。その根拠はヒジをたたんでから、きちんとトップの位置がつくれている。鹿取さんの話を整理すれば、こうなります。

 

ちなみに鹿取さんは巨人のGM時代、戸郷投手のドラフト指名にも関わっていました。

2018年9月、宮崎のサンマリンスタジアムでU-18アジア選手権に挑む侍ジャパンU-18代表と宮崎県高校選抜の試合が行われました。要するに壮行試合です。U-18代表には甲子園を沸かせた吉田輝星投手、根尾昂選手、藤原恭大選手らスターがいました。1回の途中からマウンドに上がった戸郷投手は5回3分の1を投げ9つの三振を奪いました。

「僕は甲子園での戸郷も見ているのですが、壮行試合での印象は、より強かった。荒れ球ではあるけれど、スピードがある。相手がジャパンということもあって、打者にどんどん向かって行っていました。そうした攻めのピッチングが評価され、ドラフト6位での指名につながったわけです」

高卒1年目ながら、昨季は2試合に登板し1勝、日本シリーズにも登板しました。