橋下徹を擁する「グッとラック!」竹内結子さんの急逝報道で「モーニングショー」と明暗が分かれた

高堀 冬彦 プロフィール

一触即発の可能性も

さて、橋下氏の初日は爆弾発言も舌禍もなく終わったが、この番組にゲスト出演した8月31日放送では番組関係者をヒヤリとさせるような発言をしている。

安倍晋三前首相(66)が8月28日に退任を表明したことを受け、こう語ったのだ。

「安倍さんについては賛否両論あると思う。僕は賛成派です」と口にした後、「もちろん、反対派があってもいい。多分、TBSなんかは徹底して反対派なんじゃないですか。『NEWS23』とか、『サンデーモーニング』とか」

両番組は報道局の制作。『グッとラック!』は情報制作局の番組だ。報道マンの中には情報制作局による橋下氏のレギュラー起用に苦虫を噛みつぶしている人もいるのではないか。

ある報道局関係者は「みんな無関心ですよ」と言うが、違う同局関係者は「単に視聴率を上げたいための人選でしょう」と冷ややか。政界は引退したものの、いまだ大阪維新の会の法律顧問で、それが番組に政治色を付けることを懸念している。

大阪のネット局・毎日放送も気を揉んでいるのではないか。大阪維新の会代表でもある松井一郎・大阪市長(56)は9月25日、「大阪都構想」に関する同局の報道が反対に偏っていると批判したのだ。取材陣に対し、「(毎日放送は)もうちょっと公正公平な報道をした方がいい」と苦言を呈した。

 

報道への介入と受け取られかねない発言。同局は穏やかでないはずだ。一触即発である。 

万一、この問題を橋下氏が「グッとラック!」で大阪都構想を語り、毎日放送に意見したら、TBS局内の番組を批判するより厄介な問題に発展するに違いない。

低視聴率に喘いでいた番組から目を離せなくなった。