橋下徹を擁する「グッとラック!」竹内結子さんの急逝報道で「モーニングショー」と明暗が分かれた

高堀 冬彦 プロフィール

これまでは格が違った。だが…

これまでの両番組の視聴率はというと、『モーニングショー』は10%近い世帯視聴率を獲得して横綱相撲を取ってきたのに対し、『グッとラック!』はその3分の1程度。格が違った。

橋下氏が起用されたのは巻き返しを図るためで、ほかの曜日ごとのコメンテーターも交代。さらにロンドンブーツ1号2号の田村淳(46)が常任のコメンテーターに据えられた。

橋下氏と淳を起用したことによる変化は初日から出た。最初の特集は両番組とも竹内結子さん(享年40)が自死したと見られる訃報だったが、『グッとラック!』はWHOの報道基準に基づき、抑制した伝え方に努めようとしているのが見て取れた。遺族や近親者を気遣い、さらに社会への影響も考えたのだろう。

放送前、竹内さんの自死を知った橋下氏は番組スタッフに対し、「WHO 自殺予防 メディア関係者のための手引き」を送ったという。もっともスタッフは既に手引きを読んでいた。

「(その上で)議論を重ねていた」(橋下氏)

橋下氏の声を受け、スタッフはより気を引き締めたはずだ。

この手引きには【遺された家族や友人にインタビューをする時は、慎重を期すること】と書かれている。『グッとラック!』の場合、家族はもちろん、友人、知人の取材を一切していない。

 

片や『モーニングショー』はどうだったかというと、竹内さんの同級生の母親を取材した。娘さんが中学で一緒だったそうだ。

こんな話が放送された。

「穏やかな可愛いお嬢さんでした。ショックです。何かあったのかしら。本当に残念ですね」

今は没交渉の知人の話は無意味ではないか。失礼ながら、どういう意図で報道したのか分からなかった。