# 大相撲

【大相撲の不思議】取組中に「まわし」から「ポロリ」すると…

二重の悲劇を招く
マネー現代編集部 プロフィール

83年ぶりの「大チン事」

そんな「チン事」が起こり得るのかと思うが、実際に起こっている。記録されているのは、1917年の五月場所、十両の男嶌が幕下の友ノ山と対戦した際、ふとした弾みでまわしが外れ、股間を露出してしまった。

現代でも同じことが起こっている。2000年のこれまた五月場所、朝ノ霧ー千代白鵬戦で、朝ノ霧のまわしが外れて反則負けに。角界83年ぶりの大事件になってしまった

 

ちなみに力士が使用するまわしは9メートルに及ぶこともある。まわしはただ陰部を隠すためのものでなく、握り込んで力を出し、相手を投げ込む上で重要な駆け引き要素になる。

緩く締めれば、相手がうまく握り込むことができなくなり、有利に働くケースがある。一方、固く締め込むことで、廻しを切り(払い除け)やすくするタイプの力士もいる。

緩いふんどしはしばしば批判の対象になるが、場所中に体重が落ち、まわしを固く締め込めなくなってしまうパターンもある。コンディションを整えられず、それがきっかけで「不浄負け」してしまうことほど、力士にとって屈辱的なことはないだろう。