世界に先駆け、200年前から「SDGs」を実践してきた「意外な企業」

「SDGs」をビジネスに活かす方法

「SDGs」は企業好感度アップに効果的?

「SDGsウォッシュ」という言葉をご存じだろうか? その意味は「うわべだけのSDGs」。SDGsの本質とねらいを理解しておらず、真剣に取り組んでいないのに取り組んでいるフリをすることを指す。

元々30年ほど前に環境保護分野でよく言われた「グリーンウォッシュ」という言葉がもとになっている表現だ。「グリーンウォッシュ」は、「うわべだけ」「白塗りでごまかした」という意味のある「ホワイトウォッシュ」と「グリーン」を掛け合わせた言葉。環境問題に本気で取り組む気もない企業があたかも環境に配慮しているかのように見せかけ、「環境に良い」というイメージだけを企業のPRに使っていることを批判する時に使われる。

 

ところが社外からの好感度アップ目的に、「こんなことをやっています!」と誇張し過ぎた表現をしたり、「言っていることとやっていることが違う」と見なされたりすれば、途端に批判の対象となる。

日本では、みずほ銀行が脱炭素を表明しておきながら、石油火力発電事業や石炭採掘の依存度が高い企業への投融資を続けており、「これはSDGsウォッシュでないか」と非難の対象となっていた。

「SDGs」(持続可能な開発目標)は2015年9月に国連で採択されて以来、日本でもかなり浸透してきたように見える。企業が何らかの形でSDGsに取り組むのは「良いこと」だと、世間でも認識され始めている。だからこそ、企業のPRにもなり、価値を感じてもらいやすく投資対象にしてもらいやすいなどのうまみもある。

2020年6月の帝国データバンクによる「SDGsに関する企業の意識調査」によれば、SDGsの達成への貢献によって向上される企業価値において「企業好感度」が53.3%でトップだった。「社会的評価」も50.4%で半数以上となり、SDGsによって社外からの見られ方に好影響があるとの意見が強いことがわかった。

(2020年6月帝国バンク「SDGsに関する企業の意識調査」より)