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バフェットの「商社投資」で、生き残る日本企業の共通点がわかった…!

これぞ「バークシャー型ビジネス」

総合商社型ビジネスとは何か?

投資の神様・ウォーレン・バフェットが5大総合商社への投資を行ったことが世間で騒がれている。

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このバフェットの総合商社への投資は、「日本への投資」と考えるべきであることは、9月4日の記事「バフェットが認めた『日本の強さ』の正体…5大商社株式取得に動いたワケ」で詳しく述べた。

しかし、一方でバフェットが、日本独特とされる「総合商社という業態」に興味を持ち、将来性にかけたのも事実だ。その点については、9月16日の記事「結局、『総合商社』は何がスゴいのか?“投資の神様”バフェットはこう考える」で触れた。

商社の優位性を大きく分ければ以下の通りになる。

1.少なくとも明治期まで遡ることができる歴史と伝統(バフェットは、例えば大恐慌や、第2次世界大戦、冷戦、リーマンショックなどを乗り越えてきた企業は、これからも同じような苦難を乗り越える可能性が高いと考える)。
2.強力な資金調達機能を持ち、その資金を基に幅広い事業「投資」を行っている。

1については前述の「バフェットが認めた『日本の強さ』の正体…5大商社株式取得に動いたワケ」で詳しく述べたが、「バフェット銘柄」として有名な、コカ・コーラ、アメックス、P&Gも、日本の明治維新前後に創業している。

2は、要するにバフェット率いるバークシャー・ハサウェイのビジネスモデルと日本の総合商社のビジネスモデルはよく似ているということである。

一般に「投資の神様が率いる会社」=「投資専門会社」と思われることが多いが、バークシャー・ハサウェイは世界最大の損害保険会社であり、その保険会社の資金創出能力を基盤に様々な分野への投資を行っているのだ。

総合商社が、グループのメインバンクを中心に資金調達を行い、川上から川下まで幅広く投資するのと似通ったビジネスモデルと言える。

つまり、逆から見れば現在の総合商社はバークシャーと同じような「金融機能を持った投資会社」と言える。

 

バフェットがたった1代でバークシャー・ハサウェイを、米国を代表する(世界時価総額ランキングではGAFAとともにトップ10に入っている)会社に成長させたことを考えても「総合商社=バークシャー型ビジネスモデル」が、変化の激しい現代に向いているのかもしれない。