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習近平訪日、二階俊博の人脈最優先対応では日本外交は黒歴史の上塗り

ナチス、天安門の轍を踏むな!

不都合は外部のせい

筆者は仕事柄、時折中国の研究者や政府関係者とやり取りすることがあるのですが、最近の国際的な中国への逆風について、よくこのようなことを問われます。

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「日本ではこのごろ中国に親しみを感じないという日本国民が増えているようですが、これは中国の経済成長に対する羨望でしょうか、それとも日本の将来が明るくないことの自覚の裏返しでしょうか」

この辺は中国人全体のメンタリティにもよるのでしょうが、仕事の面で非常に信頼できる人たちがきちんと登用され効率的に物事を進めて大きな成功を収める中国人の組織の強さを生みます。その反面、私がこれまで会ってきた方たちのなかで、という限定つきですが、なにか自身や組織に不都合なことが起きたときに「これは誰のせいなのだ」と原因を外に求める傾向が強いように思います。

共産党も中国企業も、起きてしまった都合の悪いことを自分のミスだと認めることが、立場とメンツを失い失脚しかねないと怖れるかのような反応を対外的にするのです。それは、我々のせいではない、と。

「それは貴方がた中国政府や共産党の振る舞いが独善的で、傲慢だから嫌われているだけなんじゃないですか」と言いたいところを、上手い具合に「お互いに立場がありますから、きちんと理解し合える関係が築けたらいいですね」と申し上げることになります。

「嫌われているのはあなた方の態度にあるのだ」と言っても、たとえ日本に留学経験のある人や、日本の企業、シンクタンクなどの職歴がある人でさえも理解してもらえてなさそうなのです。

これが、台湾人や香港人、あるいはシンガポール、マレーシアなどで長く暮らす中国系の人であれば、国家や社会、政党を客観的に見ることができるようになるのか、あまり議論が混乱することはありません。

 

しかし、とかく中国共産党が絡む外交や経済交流の話で日本人と話し合うと、特に対立する事項では話が全くかみ合わず、歩み寄り切れない溝のようなものを感じます。