山口達也さんは「アルコール依存症の可能性が高い」…では何をすべきか?

「著名人自助グループ」につながってほしい
田中 紀子 プロフィール

ところがこの著名人の自助グループが清原和博さん、高知東生さん、元NHKアナウンサーの塚本堅一さん、元NHK歌のお兄さんの杉田あきひろさんといった初期メンバーが立ち上げると、この方々は積極的に自助グループへの参加を公表し、「誰かの役に立ちたい」「同じ問題を抱えた人の助けになりたい」と発信したのだ。

これが村八分がいまだ正義とまかり通る日本社会にあって、どれほど勇気がいることかは想像に難くない。

実際に「ヤク中の集まり」とか「落ちこぼれの傷のなめ合い」といった心ない書き込みをするネット民もいる中、この著名人のファーストペンギンらは敢然と立ちあがったのである。

そしてこの自助グループの立ち上げに尽力し、勇気づけ、背中を押して下さったのが先述した松本俊彦先生である。松本先生は自助グループのメンバーの主治医でもあり、山口さんにもぜひ松本先生につながることをお勧めしたいのである。

 

また、今回山口さんの事故が起きた際に、高知東生さんはTwitterで以下のようなツイートをした。

「山口達也さんの事故の件を聞き衝撃を受けている。『お前と一緒にするな』とバッシングを受けることは覚悟している。でも依存症は根っこは同じなんです。山口さん今度こそ俺達の自助グループに繋がって欲しい。山口さんの辛さや孤独を一番理解できると思う。周囲の皆さんどうかサポートの上繋げて下さい」

「山口さん依存症の可能性が高いと思ったので俺も勇気を出してツイートしました。助けになりたいと心から願っています。 そして助けにまわることで俺たちも助けられます。 依存症は甘くない。一人では回復できない病気なんです。」

この直球勝負のツイートには度肝を抜かれ、炎上するのではないかと私などは心配したが、反応は五分五分、いや、肯定的にとらえる方が上回っていたように思われ「山口さん、つながってほしい」「山口さん、高知さんに連絡してみては?」というツイ民のコメントが多く見られて驚いた。

もちろん「今度はクスリを教える気か?」「人の心配をしている場合か!」といった心無い反応もあったが、思ったほどではなかった。

また、このツイートはさすがにマスコミにも驚きを与えたようで、スポーツ新聞をはじめとする各紙が取り上げたが、荒れることで有名なヤフコメで好意的なコメントも多くあり、著名人自助グループがこれまでに種をまいてくださった啓発の功績をまざまざと感じた。

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