10月1日 東海道新幹線開業(1964年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1964年の今日、東京~新大阪間で東海道新幹線が開業しました。

 

「夢の超特急」と呼ばれた新幹線の前史は、戦前にまでさかのぼります。日中戦争中の1939年に、当時の鉄道省(現・国土交通省)が東京~下関間を結ぶ「弾丸列車」計画を打ち出しました。太平洋戦争の影響によって計画は頓挫したものの、ルートやトンネルの構想は新幹線へと引き継がれました。

戦後の1957年、国鉄(現・JR)に属する鉄道技術研究所が、東京~大阪間を3時間で結ぶ高速鉄道の可能性について講演します。これにより新幹線の構想が広く知られるようになり、十河信二(そごう・しんじ、1884-1981)国鉄総裁のもと新幹線計画は動き出しました。

新幹線設計の技師長に就任したのは、戦前、弾丸計画に父の安次郎とともにかかわった技術者の島秀雄(しま・ひでお、1901-1998)でした。「父が成し遂げられなかった高速鉄道を実現したい」という固い意志のもと、島は息子の隆らとともに高速で安全な車両開発に邁進しました。そして1964年10月1日、東京~新大阪間を最短4時間で結ぶ東海道新幹線が開業しました。

東海道新幹線は、同時期に開催された東京オリンピックとともに、高度経済成長の起爆剤となったのです。

東海道新幹線は、半世紀でのべ20億kmを走り、50億人以上を運んだ Photo by Getty Images