日本のファイブアイズ加盟はジョンソン首相にも歓迎されている!

ただし憲法改正とスパイ防止法は必須
大原 浩 プロフィール

2%の防衛費は踏み絵だ

信頼のおけない人物や国は、ビジネスや貿易において歓迎されないが、それでもある程度の許容範囲がある。

しかし、「安全保障」となると信頼のおけない人物や国と同盟を結ぶことはとても困難だ。一度の裏切りや不誠実な行動が行われるだけで自国が滅亡する可能性があるからだ。

したがって、韓国の文政権がGSOMIAを安全保障ではなく、日本との政治的交渉の道具にしていることには、トランプ大統領だけではなく米政府関係者も怒り心頭だ。

しかしながら、「民主主義の敵」との戦いにおいて、反民主主義側に寝返る可能性があっても同盟国として韓国を維持しなければならないのは、腐敗が激しく米国内でさえ支援を疑問視した南ベトナム政府を支えざるを得なかった事情と似ている。韓国が北朝鮮の一部になり、共産主義中国の同盟国となるよりはましだということだ。

結局、「人類の敵」との最前線であるアジアで頼れる国は日本しかないのである。

エスバー・米国務長官は同盟国にGDP比2%の防衛費を要求しているが、これは日本とドイツを意識した発言である。

トランプ米大統領は6月15日、メルケル政権が防衛費を増額しない限り、ドイツに駐留する米軍の規模を2万5000人に縮小する計画だと表明している。

この発言が意味するのは、防衛費を増強しない限り、「反民主主義との戦い」においてドイツはファイブアイズの仲間ではないということである。

 

もちろん、日本の防衛費も現在はGDP比0.93%(NATO基準では最大1.3%になると言われる)であり、事態は切迫している。