日本のファイブアイズ加盟はジョンソン首相にも歓迎されている!

ただし憲法改正とスパイ防止法は必須
大原 浩 プロフィール

もちろん米国がカギだが

また、もう1つの理由としては「共産主義中国が現在米国最大の敵」であることがあげられる。

欧州各国にとっては、今でもロシア(旧ソ連)が最大の脅威だ。もちろん地理的に近いからだが、例えばウクライナはアジアにおける香港や台湾などに相当すると言えるだろう。まさに目の目に脅威が存在するのだ。

それに対して、例えば南シナ海で軍事的緊張が生じても欧州にとっては「遠くの出来事」にしか過ぎない。むしろ貿易上の重要なパートナーである共産主義中国を怒らせたくはないのが欧州の本音だ。

それに対して米国(少なくともトランプ政権)は、「敵の敵は味方」的な論法で(欧州の敵である)ロシアを取り込もうとしていると考えられる。

共産主義中国は、建国当時ソ連の多大な支援を受けたのだが、強大な大国となった現在、ソ連を引き継ぐ立場にあるロシアに対して「恩をあだで返す」態度をとり続けている。ロシアが共産主義中国を心の底で嫌っていても当然である。

このような事情から、少なくともトランプ政権においては、欧州諸国がファイブアイズに加盟する可能性は低いと考えられる。

トランプ大統領が再選するかどうかがカギだ。2016年の選挙で大外れしたオールドメディアの世論調査はまったく信頼できず、9月8日の記事「なんとトランプが再選する…のか? テレビ討論で狙われるバイデンの足元」で述べた「トランプ勝利」が現実のものになるのではないだろうか?

 

いずれにせよ、9月29日から3回予定されている大統領候補同士のテレビ討論会が勝敗の行方を決するはずである。