photo by Gettyimages

日本のファイブアイズ加盟はジョンソン首相にも歓迎されている!

ただし憲法改正とスパイ防止法は必須

いよいよ英国・ジョンソン首相からもお誘いが……

9月16日、日本と自由貿易協定締結(FTA)の2021年発効に向けて合意したばかりの英国のボリス・ジョンソン首相は、「ファイブアイズ(米国主導の5カ国の情報機関による多国間協定)」に日本が加盟する可能性について語り、そうなれば歓迎すると述べた。

photo by Gettyimages

8月15日の記事「民主主義の危機…日本が『ファイブアイズ』に加入すべき『これだけの理由』」でトニー・ブレア元英国首相からのラブコールを受けた事実に触れたが、今回は「元首相」ではなく「現職首相」からのお誘いであり、日本の加盟はさらに前へ進んだ。

なお、「ファイブアイズ」という言葉になじみの薄い読者も多いと思うので、詳しくは前述記事の2ページ目を参照してほしい。

しかし、なぜ歴史的・文化的にファイブアイズ加盟国とつながりの深い大陸欧州の国々を差し置いて、6番目の加盟国として熱い視線を注ぐのか?

1つには、9月21日の記事「メルケル独裁16年間のつけ、中国がこけたらドイツもこけるのか?」で述べたドイツを筆頭に、EU加盟国と英米の関係がしっくりしてないことがあげられる。

英国は、ブリグジットにおいてEU加盟国と「激烈なバトル」を繰り返しているし、アジアの例を見るまでもなく、近隣諸国はお互い仲が悪いのが普通だ。歴史的にも英・仏は果てしない戦争を繰り広げてきた。

米国とドイツの仲もかなり悪い。個人的にメルケル-トランプの相性が悪いこともあるが、歴史的にお互いの国に好感情を持っていないのは前述の「メルケル独裁16年間のつけ、中国がこけたらドイツもこけるのか?」記事で述べたとおりだ。

我々は「欧米」とひとくくりにしてしまいがちだが、「英米」と「大陸欧州の国々」とは、実は「価値感の共有」ができるのかどうかという点においてかなり違うのだ。

 

例えば、日本は共産主義中国、北朝鮮、韓国などと同じくアジア(東洋)に分類されるが、日本がこれらの国々と「価値観の共有」ができるかどうか疑問であるのと同じだ。