「新型デフレ」の襲来で、これから「生き残る&消える」日本企業がわかった…!

「テック・デフレ」はもう止まらない…
大川 智宏 プロフィール

「テック・デフレ」とはなにか…?

先日、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が日本の5大商社株を大量購入して市場の話題をさらったが、割安株投資を標榜する彼が有無も言わずに手を出したくなるのも理解できるほど、資源関連の株の存在感は低下を続けていたのだ。

では、なぜこのように明暗がはっきりと分かれたのだろうか。この点について、現在の業種の位置づけと、現在の世界のトレンドや消費の動態を踏まえると、以下のような「テック・デフレ」の蔓延と進行を仮定することができる。 

テック・デフレ・スパイラルのイメージ 出所:智剣・Oskarグループ
拡大画像表示
 

基本的に、人間が生産、消費といった経済活動を続けるかぎり、テクノロジーの発達と革新は止まることはない。より便利に、より費用対効果の高い商品やサービスを提供、消費する動機があるからだ。

そのために、工場のオートメーション化は進み、高度な演算処理能力を持つ半導体が開発される。それが進むと、サービス水準を維持した状態で効率化、省力化が進み、人件費の削減や商品の一括大量生産などが可能となることで、モノやサービスの値段は低下していく。

石油や鉄鋼などの資源も、そもそもの需要の低下や代替エネルギーの問題もあるが、特に鉄鋼などは需要を上回る粗鋼生産能力の向上で供給過剰に陥ってきたのは事実だ。

つまり、好不況とは無関係に、人々が経済を発展させ、より良いサービスを迅速に安く享受するためのテクノロジーが引き起こすデフレと言っていい。