いつもと違うと感じたら、病気のサインかも?

今回は猫のトイレや爪とぎ問題について触れたが、その家庭の環境や間取り、そしてその猫の性格や置かれている状況によって、原因も解決方法も様々だ。上記の解決策はいわゆる一般的な内容なので、いろいろと見直しても改善しない場合は、動物病院などに相談してみるのも良いだろう。

また、過去のコラム命の危険もある!寒い時期に気をつけたい猫の『トイレ問題』」でも触れたが、あまりにも尿量が多い/少ない、トイレに何度も出入りするがおしっこが出ていないなど、普段と違う兆候が認められたら、早めに動物病院に行くべきだ。爪に関しても、「HIKAKIN猫だけじゃない!『猫がこたつで丸くなる』驚きの理由」という記事でもお伝えしたように、高齢猫で多い関節炎などで体に痛みがあると満足に爪とぎができなくなり、爪はどんどん太くなる。若い頃のように爪が尖っていないと感じた場合も、いちど病院に行ってみると良いだろう。

犬に比べたら表情の変化が読み取りにくく、「何を考えているかわからない」「気分屋でなつかない」と言われてしまうこともある猫。
しかし猫たちの何気ない日々の行動には、いろいろな情報が含まれている。不適切な排泄や困った爪とぎも、何らかの意図があって行っているのだ。「またこんなところで!」と怒るのではなく、「伝えたいメッセージはなんだろう?」と猫の気持ちを想像しながら環境改善を試みるのも、猫を飼う醍醐味の一つと言えるのではないだろうか。

トイレも爪とぎも、猫からのメッセージが込められているとわかると、見方も変わってくるはずだ Photo by iStock