我が家の猫も引越しを機にトイレトラブルが悪化

我が家も2頭の猫を飼っているのだが、後から飼った「がんも」の粗相にはずっと悩まされてきた。小さい頃に大病を患った関係で避妊が遅れていたがんもは、発情のたびにそこかしこでマーキングをしていたのだが、避妊手術をすれば解決するだろうと軽く考えていた。
しかし、引越しを機に避妊手術を行ったのちもソファやクッション、果てはトイレのすぐ外などで排尿を繰り返し、これはマーキングではなくトイレの問題だと気付かされた。

そもそも先住猫の「てんむす」とはお世辞にも仲がいいとはいえず、がんもがトイレに入るとてんむすがトイレから出てくるのを近くで待ち構え、出てきた瞬間追いかけ回す、という最悪のトイレ環境だった。がんもにとってみたら、我が家のトイレは「危険で落ち着かない」トイレだったというわけだ。

がんものトイレを見張るてんむす 写真提供/片川優子

そこで本腰を入れてトイレ環境の見直しを図った。トイレの数を増やし、場所もリビング、廊下、階段下と分散させ、落ち着いた環境でトイレに行けるように工夫した。こまめに掃除を心がけ、常に清潔を保つようにした。また、引っ越して猫の活動スペースが広がったことで、猫同士の衝突も減り、関係も改善していった。

引越しから半年経った今では、不適切な排泄はほとんどなくなった。人見知りもせず、滅多に怒りもせずおだやかでマイペースながんものメッセージに長らく気付いてあげられなかったことを反省するとともに、環境改善の大切さを思い知った一件だった。

片川さんが階段下に設置した猫用トイレ。時々手前で粗相をするのでペットシーツをしいてすぐ片付けられるようにしてある 写真提供/片川優子
片川さんが廊下に設置した猫用トイレ。目立たない場所において、こっそり用を足せるようにした。1歳のお子さんがいるため、いたずら防止のためにも深型しか置けないという 写真提供/片川優子