理想のトイレ環境とは?

もし上記を読み、トイレに問題があると感じたならば、自宅の猫トイレ環境を考えてみて欲しい。理想のトイレ環境は下記の通りだ。

・猫の体長×1.5倍の大きさである。

・こまめに掃除をし、定期的に水洗いをして常に清潔に保っている。

・多頭飼育の場合は、最低でも猫の頭数+1個用意している。

・複数個トイレを置く場合は、それぞれを異なる環境(例えばリビングと廊下、寝室など)に配置している。

・テレビの音、子供や他のペットにトイレを邪魔されないような、落ち着いた環境に置いている。

猫砂の形状やトイレの形にこだわる猫もいる。例えばドーム型の蓋がついたタイプのトイレは、周りににおいがもれにくいのだが、その分中は臭くなるので敬遠する猫も多い。また砂はなるべく細かい方が好き、という猫もいる。上記を参考に環境を整えてもトイレトラブルが改善しない場合は、トイレや猫砂を変えてみるのも一つの手かもしれない。

小さすぎるトイレだったり、衛生面の問題だったり、猫が嫌がるトイレになっていないか確認することも大切 Photo by iStock

犬がペットシーツなどの決められた場所で用を足せるのは、後からの教育による学習の結果である。一方、猫の場合は、砂の上に用を足すという習性を利用したものである。子猫の時から教えなくてもトイレで用を足せるのはそういった理由であり、高齢になって痴呆症気味になっても、犬と違ってトイレの粗相が増えることは少ない。
それなのに猫がトイレで用を足さない場合はトイレの環境が気に入らない可能性が高い。

ちなみに、高齢になってからトイレトラブルが発生した場合は、病気を隠している可能性もある。体の痛みから、トイレの入り口がまたげなくなって中に入れず、不本意ながらトイレの外で排泄してしまうこともあるのだ。
その場合は、動物病院にて原因を精査した上で、入り口が浅いトイレに変える、入り口に段ボールなどで斜めのスロープをつけて跨ぎやすくする、などの工夫をすると改善するかもしれない。