日本には持続可能な暮らしの知恵と、そこから生まれたものがたくさんあります。暮らしに取り入れてみたら、きっと日常がぐんと心地よくなり世界が少しずつ、よい方向に変わっていくはず。今回は、生活の基本となる3つの要素“衣・食・住”のうち、「衣」にまつわるプロダクトと、MADE IN JAPANプロダクトを取り扱うショップを紹介します。

「衣」にまつわるMADE IN JAPANプロダクト

社会支援
The Inoue Brothers…のメイドイン東北プロジェクト

ヘンリーTシャツ¥15600/ザイノウエブラザーズジャパン ☎06-4307-4775

デンマーク・コペンハーゲン生まれの日本人兄弟による〈The Inoue Brothers…〉は、東日本大震災発生の2ヵ月後から支援を開始。稼働できるのにほぼ発注がなくなってしまった小規模の工場と提携し、以前のように注文が増えるまで応援を続けている。その成果の一つが、こちらの桐箱入りTシャツ。福島の縫製工場と宮城の最後の栗駒式藍染め職人、宮城の桐箱職人のコラボレーションによる一品。宮城の最後の柳生和紙職人が作り、ジョン・ダンの詩が印刷されたカードが添えられている。

ジェンダーレス・環境を守る・体にやさしい・社会支援・アップサイクル
MITTANの服

大麻ロングシャツ(草木染め)¥26000/スレッドルーツ ☎075-203-9014
OCガラ紡ジャケット¥41000/スレッドルーツ ☎075-203-9014

国内外の伝統的な装束に込められた知恵を、現代の衣服に落とし込む〈MITTAN〉。衣類の構造を再解釈し、天然素材の機能性と組み合わせることで、永く愛用できる服を作っている。大量廃棄を前提とした生産構造に対しても、修繕や染め直し、定番品の継続的な展開で対抗。左は大麻素材を藍染めしたシャツ。右は、絹糸を作るときに出る短い繊維を利用した絹紡紬糸と、オーガニックコットンのガラ紡績糸を愛知・一宮の尾州産地で製織したオリジナル生地のジャケット。

社会支援
SOUKIの靴下

ブランチ¥1800/創喜 ☎0745-51-0366

日本有数の靴下の産地、奈良県広陵町にて1927年に創業。数々のブランドの靴下作りを手がけてきた工場が、産地の技術を後世に引き継いでいくために立ち上げたオリジナルブランド。厚みがあり、ざっくりとした編み目が特徴のローゲージソックスを得意とし、ヴィンテージの稀少な編み機と熟練の職人技術によって、丁寧に編み上げている。こちらは吸湿性に優れ、しなやかで光沢のあるリネンを贅沢に使用。ローゲージなので通気性がさらに高く、さらりとしたはき心地。

環境を守る・体にやさしい・社会支援
su Haのジュエリー

木肌色のブレスレット(エンジュ、カエデ、モミジバフウ)各¥32000/ワイス・ワイス トゥールス ☎03-5647-8355

北海道の鹿の角や岩手の琥珀、長野の天蚕、隠岐の島のあわびの貝殻、高知の赤珊瑚。デザイナー自身が日本各地の森や海を訪ねて出合った、命あるものから生まれた素材で作られている「呼吸するジュエリー」。身近な自然の息づかいを感じ、小さな命に宿る美しさを再発見できる。日本の職人が仕上げるウッドバングルは、肌のように滑らかで、経年変化の味わいとともに長く使い続けることができる。汗ばむ季節に起こりやすい金属アレルギーの心配がないのもうれしい。