画像:J.LEAGUE

Jリーグがここへきて「書体デザイン統一」に踏み切ったワケ

反対意見も少なくないが…なぜ今?

「オリジナル書体」採用へ

サッカーをはじめ団体スポーツにおいてユニフォームの選手番号は何のためにあるのか。

言うまでもなく観戦者、視聴者、試合を裁くレフェリーらが、プレーする選手たちを特定し、判別しやすくするため。Jリーグ規約のユニフォーム要綱第6条にはこう記されてある。

「(1)ユニフォームには選手番号が以下のように表示されていなければならない。

• 選手番号は、服地と明確に判別することができる色のものとし、服地が縞殻などであって明確な識別が困難なときには台地をつけるものする」

ここに明示しているのは「識別できる色」と次の項目にある表示場所、サイズくらい。表示場所において背中部分は必須と定められているものの、体の前面は任意となっている。サイズも25~35cmの間(背中)、10~15cmの間(前面)と条件は比較的緩やかだ。番号の形に対する規定は特にない。

つまりJリーグが始まってから28年間、ユニフォームの選手番号はこの規定のもとある程度、各クラブに裁量が任されていた。

新フォントとなる「J.LEAGUE KICK(Jリーグ キック)」(画像:J.LEAGUE)
 

だが2021年シーズンからJリーグが定めたユニフォームに表示する選手番号と選手名の書体デザインを全クラブ共通で使用することが決まった。

Jリーグの説明によれば視認性を確保するためにユニバーサルデザインを取り入れた統一デザインを採用し、Jリーグ公式試合全体の観戦・視聴環境の向上につなげたいとしている。