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まもなく来る「インフレ時代」でも、ニトリや業務スーパーが強い理由

総合商社の調達力にも注目!

デフレは終わりつつあるが……

9月13日の記事「パンデミック後の世界で『ヤバいインフレ』が確実に起きるワケ」で述べたように、これまで何十年間も続き我々の生活感覚の一部にさえなっている「デフレ」が、

1.「調達コストの上昇」(主に食料やエネルギー・資源など、工業的に大量生産できない商品)。
2.パンデミック対策費を始めとする(少なくともリーマンショック以来無限と思えるほど供給されてきた)あふれだすほどの「資金過剰」

によって終わる日はそれほど遠くないと思う。

2のように買い手があり余るほどの資金を持っているところに、1のような「必需品」の供給が細ることによる価格上昇が生じれば、インフレになるのは当然とも言える。

記憶に新しい「マスク」や「消毒液」の不足騒動が典型例だ。

大事なのは、その騒動の際に政府がいくら「転売禁止令」を出しても、需給が改善することはなく価格も下がらなかったことだ。

結局、「マスク」の価格が下がったのは、人々がマスクを洗って使うなどの工夫をして需要が減った上に、日本の各メーカーが新規を含めて増産して供給が増えたからだ。もちろん、世界的な需要も落ち着き、4月17日の記事「マスク不足の真犯人は誰だ! 中国共産党政権の火事場泥棒を許すな」で述べた、不誠実な行為を行っても儲からなくなったことも理由の1つだ。

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それでは、これからインフレが予想される中、デフレ経済下で行われてきた「低価格路線」はどうなるのであろうか?

ただ右から仕入れて左に売るようなビジネスにおいては、仕入れ価格の上昇によって低価格(販売)路線が難しくなることは十分考えられる。

しかしながら、不況とは言わないまでもバブル期のような好景気が予想されない中での物価の上昇は、消費者の財布のひもを固く締めさせる。

当然財布のひもを締めた消費者は「より安いもの」を求めてさまよう。

 

工夫をこらし、安いコストで調達(仕入れ)した商品やサービスを提供するビジネスは、これから予想されるインフレ経済の中でも十分な利益を上げるビジネスモデルになりうると考える。