私もあるんだ、人への恨みに囚われた時間

私も人を恨んだことが沢山ある。
そして長いことその気持ちに支配されて時間を無駄にしてきちゃった経験がある。

あなたが受けた仕打ちには劣るけど、付き合っていた恋人に、ある日突然振られてしまったことがあってね。昨日まで普通に仲良く過ごしてた恋人に前触れもなく「さよなら」って言われてしまった。

私はその人のことがとっても好きで、これから先のことを楽しみにしていたんだけど、どこかでボタンが掛け違っちゃってたんだろうね、その人の中ではとっくに私との未来なんか終わってしまっていた。

きちんと理由も説明してもらえず、その人は私の前からいなくなってしまった。連絡も取れなくなってしまったので、気持ちをぶつけるにもぶつける相手がいなくて本当に辛かった。消化できない思いをモンモンと抱えたまま1年以上過ごした。

みんなやったことあるだろうけど、ついその恋人のSNSを見ちゃったりね(笑)。

元彼が気になってSNSチェックして、楽しそうで余計に落ち込んで、という悪循環も…。photo/iStock

時間がたつと、最初は親身になって私の話を聞いてくれた周りの友人たちも、だんだんと「まだ言ってるの!?」ってテンションになってきて。話しづらくなってきちゃったのも辛かったなあ。

周りの反応がそうなってくると「そうか、普通はもう忘れて先に進んでるころなのか。私ってどうしてこんなに器が狭いんだろう…」って悩んだ。そう分かってても、どうしても気持ちが晴れることなく、胃の中に「鉛」があるような感覚でずっと生きていた。そこでできた曲がHONEBONEの「ナマリ」って曲なんだよね(もしも時間があったら、ぜひ聴いてみてね)。

「恨み」の力ってのはものすごく強いから、良いことがあったとしても気を抜くとその人のことを考え始めちゃって、支配されてしまうんだよね…。

自暴自棄になって大酒飲んだり、「恨みを消す方法」みたいなタイトルの本を買いあさったり、新宿二丁目のゲイバーに出入りするようになってそこにいるキャストさんたちに「だからフラれんのよ!」ってお説教くらったり…色んなことを試したけど、「ナマリ」はず~っと消えなかったよ。

曲の中でも「ナマリぶちこんで終わりにしてやる」って歌ったんだけど、当時は私の方が終わりにできてませんでした(笑)。