どのようなツールでも表現することに変わりはない。

——作品を生み出す過程でキモになっていることとは?  どのようなことをインプットされ、どのような過程を経てアウトプットしているのでしょうか?

私は、さまざまなものを集約し、そして間違いを認識するわたしの作品をとおして、自分の人生を形作っています。 自分を俯瞰してみること、と言えるでしょうし、常にそれを意識しています。

過程は、アイデアー準備—実行—加工(処理)です。 富士山の作品は、日本への旅と、職人によって描かれた伝説的な巻絵によるインスピレーションから生まれました。

日本での作品

私にできることは何だろうと考え、やわらかな雲の上に浮かぶ女神を描くことにしました。 準備として、綿、接着剤、ワイヤーを買いました。友人に富士山まで送ってもらい、まずマネキンの上に雲の形をつくった後、私が服を脱ぎ、私の上に雲をのせました。 加工は、綿を雲のように見せること。15時間かけて作成しました。

——アート✖️SNS(主にInstagram)をどう考えていますか?

創作活動の場所で、違いがあるでしょうか。 私は自分がSNS、特にInstagramにおけるアーティストの先駆者であることは認識しています。 私はアートにおいて自身のスタイル“シュルバーチャリズム”(超現実仮想主義)を確立し、それによりロシア、そして世界中の若いクリエイターに道を示したと思います。超現実仮想主義とは、夢、現実、仮想の組み合わせです。あなたが超現実仮想主義を好きで、仮装ギャラリーであるインターネットを使っているのでしたら、もうあなたと私は仲間だといえるでしょう。

——もしもInstagramがなかったら、今、どのような表現をされていたと思いますか?

ひとつだけ言えるのは、絵を描いていること。どのようなツール、場所で描いているかは問題ではありません。

エレンさん、制作風景。