年収600万円で家計破綻も…マンション「維持費」の意外と知らない実態

東京23区では月額6万円超の負担に…
山下 和之 プロフィール

戸数規模で管理費は1万円以上違う

それに対して、戸数規模が300戸以上500戸未満のマンションの管理費が最も安くなっている。

50戸未満の月額管理費が2万3111円であるのに対して、500戸以上は2万2776円で、300戸以上500戸未満は1万3082円にとどまる。月額にすれば、最も高い50戸未満と最も安い300戸以上500戸未満では1万円以上の差がある。マンション取得後の生活に大きく影響してくるポイントだけに注意しておきたい。

以上は首都圏の例だが、近畿圏では50戸未満より500戸以上の管理費のほうが高くて月額1万3165円に対して、一番安いのは100戸以上200戸未満の9782円で、両者には3383円の違いがある。

また、中部圏では50戸未満が1万3209円と最も高く、200戸以上300戸未満が1万1055円と一番安くなっている。中部圏では300戸以上の集計はなく、首都圏や近畿圏に比べて、規模による格差は小さくなっているようだ。

 

最高階数が高いほど管理費も高い?

管理費については、最高階数によっても差がある。基本的には最高階数が高くなるほど管理費が高くなる傾向にある。

図表4にあるように、19年分譲の首都圏新築マンションの管理費は、最高階数20階未満が1万8751円と最も安く、30階以上40階未満が2万7701円と最も高く、40階以上の2万5738円が続いている。

図表4 首都圏の最高階数別管理費の推移(単位:円)
(資料:東京カンテイ『マンションのランニング・コスト最新動向』)