「自分はちゃんと評価されてない」…文句ばかりの「勘違い中年会社員」を襲う悲劇

怒って会社を飛び出すと大変なことに…
寺田 淳 プロフィール

その上司からあらかじめ会社側の見解を伝えられました。

会社は彼の仕事について「自分が興味を持った情報を収集するだけで仕事に活かしているとは言えない」「なぜもっと業務に必要な情報収集や分析に目を向けない?」といった評価をしているという話でしたが、面談の結果、私も、会社側の評価が適切であるという意見でした。

この時は、私の受けた印象と今後の修正すべき点を、本人にストレートに伝えました。その後しばらくはおとなしかったようですが、結局彼はその後、会社の先輩が興したイベント企画会社に「ヘッドハンティング」されたと連絡が来ました。しかし、安心したのもつかの間、程なくしてこのイベント会社も退職し、その後は音信不通だと先輩が教えてくれました。

 

会社と社員の「ズレ」の原点

先の事例は共に「親(会社)の心、子(社員)知らず、子の心、親認めず」と言えるでしょう。自分では期待以上の貢献をしている(はず)なのに、なぜに会社は、他と同じ評価しか(あるいは低い評価)しないのか? と社員が思う一方で、会社側もいつになったら自分を客観的に見ることが出来るんだ? 今の場所(職場)で評価されるためにすべきことをしていなければ評価できないのは当たり前だろう、と考えている。このズレが食い違いの原点と言えます。

その結果、今の職場で巻き返すことより自分のポテンシャル(あるかどうかもわかっていない)を引き出してくれる新天地に惹かれるか、そういう選択すらせずに不平不満を抱えたままの会社勤めを続けるといったネガティブな日々を過ごすかに分かれていきます。